賀茂別雷神社 孝明天皇行幸絵馬複製
幕末、攘夷祈願をするのに孝明天皇が上賀茂神社に訪れたことを描いた絵馬を上賀茂神社様が所蔵されておられ、それが風化してほとんど絵具が剥がれてしまっており、その復元品を制作した。現状品は今のところ文化財指定はないが、今後指定の可能性もある。
総寸法 丈590mm×幅7458mm、絵の見える寸法 丈377mm×幅7245mm
幅が約7m50cmもあり、他に類をみない長さでした。そのため、これだけの長さの乾燥した材木をさがすことから大変難しい仕事でありました。
現状品の絵馬の復元ですが、絵に関しては同構図の絵巻物が所蔵されており、絵馬の調査を踏まえた上で、色に関して、また絵馬からわかりづらい点は、絵巻物を参考にして制作しました。
